里中綾子: 2008年7月アーカイブ

佐伯祐三「煉瓦焼」.JPG 佐伯祐三「広告(ヴェルダン)」.JPG  

 

 

 

 

 

 

三重県立美術館に、「没後80年 佐伯祐三展」を観に行ってきました。

 

今回の展覧会は、佐伯祐三が3年間滞在したパリ時代の作品を中心に、

代表作から近年紹介されずにいた作品まで、約95点という大変な数の

作品が一気に見られるというもの。

しかも、彼と交流があった画家達の作品展も合わせて開催という豪華さでした。

 

今まで佐伯祐三といえば、「郵便配達夫」とか、パリの街角の広告を描いた画家で

とても若くして亡くなった、くらいの知識しかなかったのですが、

今回の作品展は、彼の画学校時代の作品から亡くなる前までのものを、

年代別に展示・説明してあり、彼が"彼の独自性"を見つけるまで、

命を削るように模索してきた様子が、伝わるようになっています。

 

たしかに最初の頃の作品は、誰かの影響が色濃く入っていたり、

これはこの人にしか絶対に描けないという感じは受けませんでした。

 

パリにわたり、尊敬する画家から強烈な批判をうけ・・・

その後、さまざまな画家の模倣を重ねていくなかで、

自分だけのテーマ・モチーフを見つけていくことになるのです。

 

ちなみに彼の場合は、広告と煙突(からの煙)。

それによって、人々がそこに生活していることも表現できるんだとか。

 

 

彼の生涯を作品を通して感じるとともに、

自分以外のひとから受ける影響力、ひととのつながりがもたらす力が、

生きていく上で大きな影響を持っていることについても実感した気がしました。

 

 

 

この展覧会、三重県立美術館が巡回展の最後で、

今後もう二度と観られなくなる作品もあるそうです。

 

8/17(日)まで。

開館時間 09:30~17:00(入場は16:30まで)

休刊日  月曜日

 

もしいらっしゃるのなら、かなりの作品数です、

どうぞ時間をたっぷりとって、ゆっくりとご覧くださいね。

 

 

※ ちなみに、美術館に併設のレストラン「ボンヴィヴァン」では、

  佐伯祐三がパリに滞在したことにちなんで、

  "ポム・ド・テール(大地のりんご)=ジャガイモ"をテーマにした

  軽いコースが供されています。

 

  ・・・最初のスープから、シェフの仕掛けが楽しめますよ!

  もちろん、舌も目も大満足でした♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ナゴヤドーム 中日×阪神 '08.7.19.JPG

 

 

 

 

 

先週末、始めて屋内で野球を観戦しました。

ナゴヤドームで行われた、中日×阪神戦、

ほぼ9割方、座席が埋まっていました。

さすが土曜日!

お子さん達もちょうど夏休みにはいったところですもんね。

 

実は、10年以上ぶりくらいに生で野球の試合を見たんですが、

今回は、お世話になっている方のご好意で、

なんと「プライム1」というスペシャルルームでの、オイシイ観戦でした。

 

このお部屋、ドアを開けると、冷房がキリッと効いた応接室があり、

応接室の向こう側から、ベランダ状の観戦席に出られるようになっていて、

部屋で食事など楽しみながら見るもよし、観戦席で真剣に応援するもよし・・・

 

なにしろひさしぶりの観戦だし、好カード・好ゲームで、

食事もそこそこに、ゲームに没頭してしまいました。

 

う~んやっぱり生で見る臨場感、いいですねえ!

各選手への応援も、テレビから流れてくるのとは全然違う迫力。

ゲームもお部屋も、応援すること自体も、思いっきり楽しんだひとときでした。

 

 

 

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