沖縄(八重山)

こんばんは。

 

ちょうど一週間前の2月14日 バレンタインデーは、

知人が結婚式を挙げて、その披露宴の司会をしていました。

 

美女の知人のお相手は、これまた美男子で、

さながら王子と王女のような、絵になるカップル。

並んで歩いている姿を見るだけで思わず微笑んでしまう、

そんな雰囲気のお二人でした。

披露宴でのテーブル装花.JPG 

 

この披露宴は、新郎が沖縄出身ということで、

ご親戚のおひとりが三線(さんしん=沖縄の三味線)を奏でて

ゲストの皆さんをお迎えしていらっしゃいました。

 

三線の音色は、明るさと哀愁を両方帯びているというか、

沖縄のにごりのない青空と、聞き伝えでしか知り得ないのですが、

沖縄の歴史がそのまま音になって流れてくる気がします。

 

 

 

もう7,8年前になるでしょうか。

石垣島と竹富島へ行ったときの風景が急に思い出されました。

 

それまでも仕事で沖縄本島には何回か訪れる機会があったのですが、

そんなに地域をまわる余裕もないまま主に那覇市内で過ごしていたので、

結局、沖縄のことはほとんど知らぬままでした。

 

石垣島では、島をぐるりと一周したのですが、

印象的だったのは・・・

土がとにかく赤い(赤銅色)!

お墓が立派で家のようだったこと。(年忌などは、お墓の前で一族が飲み食いするらしい)

サトウキビがとても背丈が高くて、人が畑の中にはいっても見えない。(戦争中隠れた)

八重山そばは、ソーキ入りでも沖縄そばよりあっさりしている。

島のひとは、三線・謡い手・踊り手のどれかはできるように習ったりする(これは聞いた話)。

そしてマングローブ(ひるぎ)の林は、本当に水の中から根がいっぱい出ていて

カヌーでその間を縫って進むと、方向や時間感覚がまひしていく感じ・・・等々。

 

 

そして石垣島から船で数十分のところにある竹富島では、

時間と音がなくなったような感覚を体験しました。

 

お昼下がりのひととき、

急に聞こえる 牛車につながれた牛の鳴き声、誰かが砂の道を歩く音。

そんな音がびっくりするほど大きく聞こえるのです。

 

この島に流れている時間は、

止まっているのか、動いているのか・・・

太陽のかげり、風の向き、急に降ってくる雨。

そういったものが時を動かしている感じでした。

 

 

 

この竹富島を含め、八重山地方では「みんさー」という布が織られています。

みんさーは綿糸を藍で染めて織った細帯で、

五つ()の絣柄と四つ()の絣柄を特徴としています。

 

帯の絣の柄に五つと四つの組合せが交互に配されていて、

これは「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」 という心が込められ、

帯の両脇のムカデの足に似た模様には、

通い婚時代を反映して「足繁くおいでください」 という意が

表現されたものと伝えられているんだそうです。

みんさー 

この模様には、そんな思いが込められていたんですねえ。

 

 

披露宴の三線の音色から、ふと思い出した沖縄の思い出。

もっともっと知りたい、

いつかまた訪れてみたい土地のひとつです。

 

 

 

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